年の瀬が迫ってきた。グッと冷え込んだり緩んだりを繰り返しながらも、やはり12月という実感が湧くにはほど遠い気温の日が多く、通勤の頃に息が白くなるのはまだ先だろうかとぼんやり考えている。
忘年会とか、納会とか、そんな話も上がるようになってきた。派遣先の忘年会は来週で、バイト先の納会は仕事の状況次第、ということになっている。やあ年の瀬だなあとしみじみしながら、仕事を片付ける毎日である。
それはそれとして、趣味の方でもまたぽこぽこと作業が湧いてきて、そういやそっちもそんな時期だわと思いながら、プリンターを起動して原稿を印刷してチェックするなどした。そろそろ屋号を付けてもいい頃かも知れないと思う。
屋号というには大層だけれど、いちおうそれっぽい名前は数年前に付けてあった。革細工をやっていた頃に、オンラインショップを開けてみようかと思って考えたものである。なんとなく誘われて作った指輪の内側に彫った屋号を案外気に入っていて、滅多にやらないけれどサークル活動をしたときなんかにちょろっとお目見えしたりする。
今後は、校正をしたり版面をこさえたりした時にひょこっとあらわれることになる。
E-list(エ・リスト)。
えりというハンドルネームは元々仕事先で付けてもらったあだ名で、それを気に入っていたから軸にすることにして、ここいいよね、とリストアップしてもらえるようなサークルになればと思ってこの名前になった。
昔付けたハンドルネームも気に入ってはいるけれど、今はもうえりの方が通りがよくなってしまったので、このままでいこうかなと思う。
奥付の版面・校正の後に、この名前が載るのを楽しみに、少しソワソワしている自分がいる。