えぬのざっかん

アラサーレズビアンの雑感/週末に更新する日記みたいなもの

きゅうじゅうななこめ

 今週もエヴァ浸りの一週間だった。ずっとエヴァの曲を聴いて、仕事中も単純作業であればエヴァのことを考えて、バイトではBGMを流せるからまたエヴァ関係の曲を聴いて、と過ごしていたら、あっという間に週末になった。

 

 元々の予定を押しのけてまで楽しみにしていた、シン・エヴァンゲリオンの舞台挨拶の日だった。あとでどうにでも都合が付けられる予定なんてもはや眼中になかった。予約開始日は日付が変わると共に劇場のホームページにアクセスしてチケットを取った。そこまでしなくても、席は割と空いていたようだった。

 

 平日と変わらないぐらいの時間、なんならもう少し早いくらいの時間に起きて、適当に朝ごはんを済ませて、家事を片付けて、普段殆どしないメイクをした。

 休みの日にわざわざ出かけるということを殆どしなくなったので、こんな時くらいいいだろう、というようなものだ。

 冬の初め頃に買って、結局着ていなかった服を身に纏って、自分でも浮かれているのがよく分かった。

 

 妹と劇場に向かうと、思いのほか人がたくさんいた。いつもは終業後に観に行っていたから、人が少なかったのかも知れない。こんなにたくさんいる人のうち、どれくらいがエヴァを観るんだろうと思ったら、とても嬉しかった。

 人が多い分、フードを買うのに手間取ってしまって、シアターに入ったのは上映開始時間を少し過ぎてからだった。

 

 三回目のシン・エヴァンゲリオンは、それでも飽きることなく楽しかった。まだ見落としているシーンがいくつかあるし、そうでなくとも、四回目も観に来るだろうなと思った。

 終了後のトイレが混むだろうなと、映画のさなか離席したのは正解だった。

 

 少しの休憩を挟んで始まった舞台挨拶中継は、それはもうとても楽しかった。マスクをしているとは言え、結構な数のお客さんの一緒に、キャストさんたちの話す内容に笑ったり、拍手したりというのは、本当に久し振りだった。

 中継先では、本当に豪華な面々が壇上に用意された椅子に腰掛けて、それぞれのエヴァに対する思いを語っていた。ああ、来てよかったなあとひしひしと噛み締めた。

 個人的には、大好きなキャラ、葛城ミサト役の三石琴乃さんと、その親友とも言える赤城リツコ役の山口由里子さんたちが、とても仲が良いのだということを、本人たちの口から聞けたのがとても嬉しかった。

 

 これを逃したらもうない、と判断してよかった。自分ではもう覚えていないけれど、小学生の頃に映画を観てから、きっと刷り込みのように染みついているこの作品を、ちゃんと終わりまで追いかけられてよかった。

 これからも、何回も観に行くんだろうな。