えぬのざっかん

アラサーレズビアンの雑感/週末に更新する日記みたいなもの

はちじゅうごこめ

 年が明ける前に書こうと思っていたら、残り1分を切っていた。週末ではないけれど、年末なので一年のまとめをと思って。

 

 今年は、本当に色々あった年だった。個人的にも、世間的にも。

 収入を増やそうと思って受けたバイトが流行病で開始がどんどん延びたり、派遣先の契約期間が思いのほか短くなって、のんびりしていられなくなったり。

 一年ほど続いていた片想いにケリを付けた矢先、恋人ができたり、恋人というよりは友達だなあという気持ちになって、肩の荷が一気に下りたり。でも、このご時世、ちょこちょこ約束をして出掛けたりご飯を食べたりする相手は得がたくて、最終的にどんな関係に落ち着くかは分からないけれど、これ以上焦らないようにしようと決めた。

 

 大好きなひとがいなくなってしまったりも、した。悲しい、よりも、寂しい、が先にきて、その情報を見ても少しも泣けなかった。四半期が過ぎて、やっと、他の人があの人に向けてメッセージを送るたび、きゅうっと心臓が苦しくなって、じんわりと涙腺が緩むようになった。何かにつけて、中島みゆきの「永久欠番」という歌の歌詞を噛みしめるようになった。

 あの人がいた席に、いつか誰かが座るようになっても、私にとって、あの人はかけがえのない人なのだと、いつだって思うだろう、と。

 あの人のことを話すとき、私はいつまで経っても過去形にはしないだろうなと改めて思った。

 

 今年は本当に色々あった。色々あったからこそ、踏み出さなきゃいけないとも思えた年だった。

 明日からまた新しい一年が始まる。明確な目標を定められたので、それに向かって地道にやっていこうと思う。