えぬのざっかん

アラサーレズビアンの雑感/週末に更新する日記みたいなもの

ななじゅうごこめ

 今週も体調を崩しつつ一週間がすぎた。持たなくて早退することになるとは思ってもみなかった。週末前に体調を崩してから、日曜日にやっと回復した。

 

 いつものように洗濯物を干して、のんびりと動画を眺めていたら、母親から運転手要請があったので、はいはいと久し振りにドライバーになった。行き先は珍しく、花屋さんだった。祖母の誕生日が近いので、花を贈りたいとのことらしかった。

 母や弟がちょこちょこ利用している地元の花屋は、私が機を見て行きたいなと思いながら、なかなか行けなかったお店だ。前を通るたび、緑の多い花屋だなあと思っていたのだけれど、案の定花屋と言うよりも植物屋と言った方がしっくりくるほどに、観葉植物が所狭しと並んでいた。

 こういうとこ、来たかったんだよなあとしみじみしながら、店内をぐるぐると回った。店に着いた時点で、あ、観葉植物買って帰ろうと決めたのだけれど、さてどれにしようかと悩むことになった。

 少し奥まったスペースには、大きめの鉢がたくさん並んでいて、いろんな種類の観葉植物たちが植わっている。見たことがある名前、知らない名前。どんな子を選ぼうかなとウキウキして見て回っていたら、ふと、一つの鉢に目が行った。

 まあるくて大きな葉っぱがてんてんと付いている、真っ直ぐに伸びた大きめの子だ。葉っぱの大きなものは、ほこりを拭って手入れするのだということは、友達が可愛がっている観葉植物の写真などを見ていたからなんとなくは知っていた。やってみたいなあと思って、名前と値段を見ようと思ったが、どこにも書かれていない。む、と思って、すぐに店員さんを呼んで、名前と値段を確認してもらったあとは、迷わずその子を連れ帰ることにした。

 フィカス・バーガンディ。

 友達が可愛がっている子もフィカスと名が付いていて、そこまで真似をするのは申し訳ないなと敢えて避けようと思っていたところだった。縁かなあ、としみじみため息を吐いて、店員さんが拭ってくれたおかげでつやつやしている葉っぱをにまにまと眺めた。

 今も部屋の中で、室内光をぴかぴかとはじいている。また日々が楽しくなりそうだ。

 

 午前中はそんな感じで過ごして、午後からは、予定を入れていたZOOMでのオフ会があった。ビアンやバイの人があつまる、いわゆる恋活である。どんな感じだろうとそわそわしつつ身支度を整えて、珍しくしっかり目に化粧をしてまで挑んでみた。

 心配は杞憂で、とても楽しい二時間ちょっとを過ごすことができた。おっ、と思う人とも知り合えたので、これから距離を詰めて行けたらなと思っている。こういう出会い方もあるんだなあと、あらためて発想に感嘆した。勇気を出してチャレンジしてみてよかった。

 チャレンジしてみようかなと思えたのも、ダイエットが順調に進んで、これなら大丈夫かなと思える見た目を繕うことができるようになったからだ、と思っている。これからも標準体重を目指して、ダイエットを続けていこうと思う。