えぬのざっかん

アラサーレズビアンの雑感/週末に更新する日記みたいなもの

ひゃくろくじゅうろっこめ

 すっかり忘れ去っていたので月曜日に更新。

 

 土曜日、いつも通りバイトに出て、珍しく実家に寄らずまっすぐ帰ってきた。回収したい荷物があったので帰ろうかと思ったけれど、翌日のことを考えてまっすぐ帰ることにしたのだった。

 

 翌日、日曜日。家の近所に水族館があるとのことで、友人を誘って遊びに行くことに決めていた。本好き仲間のお姉さんは割とフッ軽な人で、いいのがあったからいかがですかというと、すぐ話に乗ってくれて、とんとん拍子に予定が決まる。こういう友人はそうそういないので、かなり嬉しい。

 待ち合わせは水族館でと決めていたので、適当な時間に向かうと、友人は日傘を差して待っていた。とても天気のよい日で、日傘がなければ外に出たくないレベルで暑かった。

 

 水族館自体はこぢんまりしたところなのだけれど、場所がちょうどいいのか時期的なものなのか、開館前なのに親子連れがたくさん並んでいた。時間が来て、中に吸い込まれて行く人について行きながら、これは楽しみだなと言い合い中に入る。

 カウンターの端に吊り下げられたカーテンをくぐると、大きな流木と共に水槽たちが出迎えてくれた。青を基調とした部屋のあちこちに、水槽が置かれている。スペース的にそう広くはないけれど、それなりにゆったりと見て回れる程度の混み具合だった。

 友人と同じ水槽を眺めながら喋ったり、気になるところを適当に回ってぼんやりしたりしながら、二時間ほどを過ごした。コツメカワウソの餌やりを近くで観られたのが嬉しかった。

 

 水族館に来たせいで魚を食べたくなってしまったという友人に笑って、お昼は魚を食べることにした。バスに乗って駅前へ向かう。友人が探してくれたお店は、雰囲気のよいお寿司屋さんだった。夏なのに熱いおしぼりが出てきてビックリしたけれど、拭っているとじんわりしびれていくような感覚が気持ちよくてなかなかよかった。

 それぞれに食べたいものを頼んで、雑談をする。小鉢が出てきたので箸を伸ばすと、店構えで期待したとおりの味で一気に期待が高まった。小鉢が二品と茶碗蒸しを食べて一息ついていると、メインがやって来た。私は寿司の定食を、友達は天丼を注文していた。お互いのメニューがそれぞれ充分な量あって、友達に至っては食べ切れないかも知れないから食べて欲しいと、私に頼んでくるほどだった。

 残すの勿体ないし、と頂いた天ぷらは海老と白身魚。どちらも美味しくて、今度ここに来たら天丼を頼もうと心に決めた。

 私が頼んだ寿司もかなりの量があった。ネタが分厚くて食べ応えがあって、なおかつ美味しい。ここはお気に入りの店になった。

 

 ご飯を食べ終わってしばらくお腹を宥めるためにゆっくりして、それから店を出る。駅まで一緒に向かってそこでまたねと別れた。またねと言えるのはありがたいことだと、いつも友人と別れる度に思う。今度は私がお昼を食べるところを探す予定でいる。素敵なお店が見つかればいいなと、ちょっとした空き時間で探し始めている。