えぬのざっかん

アラサーレズビアンの雑感/週末に更新する日記みたいなもの

きゅうじゅうにこめ

 ニコニコ動画チョコレイト・ディスコ24時間耐久を隣で見つつ、ブロマガを書いている。ニコマスMADからPerfumeを知ったものだから、大抵の古い曲はニコマスMADの方の振り付けが思い浮かぶのだけれど、これだけはきっちり本家の振り付けで思い出せるし、なんなら曲がかかったらふらふらと踊り出す程度には覚えている。

 やあバレンタインだなあと思いつつ、あんまり感慨もなく過ごしている。

 

 彼女と別れた。

 付き合って早々に、この関係はダメだなと思ったのだけれど、やたら懐かれているようだからと切り出せずに二月ほど過ぎて、彼女に対してしばらく我慢していたことへの指摘と、とある問いかけから、短い恋人期間が終わりを告げた。

 彼女はスキンシップを取りたいとは思わない人らしかった。昔はそれなりに欲求もあったらしいから、長く恋人がいない間にそういう欲が薄れたのだと言った。

 それを聞かされたのが付き合ってからのことで、私は恋人とのスキンシップや肌のふれあいに大層憧れを抱いていたものだから、この子にはそれを望めないのだと割り切って、友達のように付き合おうと思っていた。

 けれど、それは無理だった。私が望む恋人関係はこうではないのだとひしひし実感してしまった。

 お互いに甘え合おうと言っていたけれど、彼女のあちこちに苦手意識を覚えて以降、それも無理になってしまった。たった一歳の年の差なのに、私は彼女を引っ張っていかないとと気を張っていて、彼女に甘えることなんて到底できなかった。

 

 恋人に何を求めてるの、と聞いたときに、何も求めてないよ、あなたが私に求めてるだけでしょ? と返事をもらって、愕然とした。考え方が全く違うと思った。私は何も求めていない人に自分勝手に何かを求めることなんてできないと思ってしまった。

 彼女が私に何も求めないなら、もう恋人である必要はないなと、薄々と思っていたことが腑に落ちた瞬間だった。

 私と彼女は最初からミスマッチだったのだなあと、別れてみてはっきりと分かった。変に焦らずに、しっかりやりとりを重ねてから判断すべきだったなあと反省したので、今とてもスッキリした気持ちでいる。

 

 付き合って以降、私の望む関係は望めないのに、恋人という存在が縛りに思えて辛かった。一人になった今は、街中をゆくカップルが手を繋いでいるところを見て、恋人がいるのに手を繋ぐことさえできないのだと辛い気持ちになることもない。

 しばらくは恋人探しはいいやと思っていて、また今までの片想いみたいに、自然に好きになる人ができたら、そのときに考えるつもりでいる。

 

 これからは、目の前にある転職という一大イベントのために頑張っていこうと思う。