えぬのざっかん

アラサーレズビアンの雑感/週末に更新する日記みたいなもの

ごじゅうさんこめ

 緊急事態宣言が解除されて二日、また定時まで働くようになった。勤務時間が一時間短くなるだけで給料にずいぶんと影響が出ていたから助かった、と思いつつも、また感染者が増えるんだろうなあと、帰りの電車で増えた人を横目に、少しげんなりとした。

 

 定時で終わるようになっても、仕事帰りに乗換駅まで歩くことは続けている。

 スマートウォッチの記録機能を付けて歩くようになって、歩いている間の手持ち無沙汰感がずいぶんと減った。歩いている間にちらりと眺めるだけで満足感がある。

 駅まであと十分といったところにある小さな駐車場で、サビ柄の猫が一匹いるのを見つけてから、なるべくなで回すようにしている。

 野良の割にずいぶん人懐こいなと思っていたのだけれど、耳が切り欠かれているのは去勢を受けた印で、きちんと面倒を見てもらっている子なのだなあと知ってからは、余計に構いたくなっている。

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 緊急事態宣言が解除された翌日、久し振りに寄った駅ビルは時間も早いせいか以前よりも空いていた。いい加減買い物がしたくてしょうがなかったし、夏物はTシャツしか持っておらず、襟付きのオフィスカジュアルでも欲しいなと思っていたから、服屋さんをいくつか回ってみた。

 友達がおすすめしてくれていたniko and...はゆったり目の服ばかりが並んでいて、試着はしたものの、どう見ても体型を隠すために着ているようにしか見えなくて断念した。

 近くのスーツを並べている店に入ってみると、いつも買っている服よりも少し価格帯は上がるものの、きっちりした系統の服が並んでいて、おまけにセールもやっていたので、これだ、と思って気に入ったものを二着買った。持っているパンツと合わせても違和感なく着られる。

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 友達とLINEがてら、服の話をしていたら、手首足首とデコルテあたりは出した方がスッキリして見えるよとアドバイスをもらったので、今朝は早速それを試したりもしていた。

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 お気に入りの靴はハイカットなので、このままだと足首が隠れてしまう。靴紐を浅めに通して周りを折り返してみたら、適当に選んだくるぶしソックスのピンクがいい差し色になっていい感じになった。折り返して足首を出していると結構涼しくて、今度はローカットの靴とくるぶし丈のパンツを買うことにする。

 無印良品で買った、今までよりも一回り小さいダークグレーのリュックを背負って歩いていると、ずいぶん足が軽かった。

 

 自分を飾り立てていくことに、ようやく楽しみを覚えられるようになってきた。少しずつだけれど、ダイエットも続けられている。むやみやたらじゃなく、きちんとポイントを定めたトレーニング方法だって調べられている。

 つい「気にしすぎ」てしまう人へ、と題された本をなんとなくダウンロードして読みながら、ちょっとずつでいいから変わっていけているのを実感している。

 自分なんて、がなくなる頃には、禍もおさまっていればいいな。