えぬのざっかん

アラサーレズビアンの雑感/週末に更新する日記みたいなもの

じゅうきゅうこめ

 今週も割とあっという間に過ぎていって、気が付いたら週末だった。何となくコンタクトレンズを作ったら、早速出番があってよしよし。

 

 10年以上振りに知人に会えるとのことで、またえっちらおっちらと都会まで出かけていった。買うだけ買って殆ど手を付けていなかった「ケイゾク、SPEC、カイドク」をお供にしたんだけれども、めちゃくちゃ読書が捗った。フォロワーさんがちょうど今、ケイゾクにハマっているから、じゃあほったらかしにしてたあれ読もうかな、という特に何でもないきっかけだったんだけれども、それが良かったのか、サクサク読めた。

 こういう考察本は、あくまでも考察だから、というのを念頭にして読むと、非常に面白いし楽しい。私がそこまで穿った読み方をしないしできないというのがあるからかも知れない。公式に関わっている人が書いているものなのに、不確かな雰囲気があるのは、初めから何もかもがきちんと練り込まれているような作品ではなかったから、だと思う。どことなく二次創作感があって、それでいて色んなものが引用されたり、オマージュされたり、あるいは発想のきっかけになったりしていて、本当に読んでいてウキウキした。こういうところから、見たり読んだりする作品を選ぶのもありだなあと思った。

 

 知人との再会は、割とインパクトが大きかった。10年以上も経っていれば、顔なんて覚えていないので、どんな雰囲気だったっけな、確かめたいな、と思っていたのに、即売会のスペースにいたのは真っ白いかぶり物に色々と飾り付けをしている彼女だった。本人のツイートで分かってはいたけれど、とうとう顔を拝むことはできなかった。返しの瞬発力の良さに、流石だなあと尊敬するやら呆れるやらだった。

 またこういう機会があったら行こうかしら、それとも今度は普通にお茶にでも誘おうかしら、と悩みながら、おみやげを買って家へ帰った。再会した時間は非常に短かったけれど、購入したエッセイのおかげか、そんな感じは殆どしないという不思議な一日だった。