えぬのざっかん

アラサーレズビアンの雑感/週末に更新する日記みたいなもの

ひゃくななじゅっこめ

 今年もまた誕生日を迎えた。毎度のように、Twitterに書き込めばフォロワーがおめでとうと祝ってくれる、この瞬間が毎年待ち遠しくて堪らない。子供のころは夏休みでタイミングが悪く、友達にひと言でもかけてもらうということがなかなか難しかっただけに、大人になってからの方が誕生日が楽しみなくらいだ。

 

 今年の誕生日は、仲のよいフォロワーの家に何人かでお邪魔して、猫を愛でたりゲームを愛でたりしていた。

 日付の変わったあたりで誕生日ですとツイートをし、色んな人にリプライをもらい、ついでに友達とチャットで盛り上がって夜更かしをし、寝付いたのは夜中の3時を過ぎた頃だった。何度寝かして8時前に目を覚まし、あわあわしながら洗濯物を回したり朝ご飯を食べたりして、何とか余裕のある時間に家を出た。

 

 引っ越してから、フォロワーの家が1時間ほど近くなった。おかげで道中退屈することなく最寄り駅について、他の人達と合流してフォロワーの家へと向かった。

 フォロワーの飼っている猫のうち1匹がとても人なつこく、猫にしては珍しいほど構って欲しそうに振る舞うため、この子は犬ではないかと冗談を言い合っている。他にも一緒に暮らしている子がいて、そちらは並の猫らしく少しだけ引っ込み思案である。

 以前お邪魔したときにあまりにも時間がなくて構えなかったため、今度こそは戸意気込んでいたのが自分の誕生日になったものだから、しばらく前からずいぶんと楽しみにしていたのだけれど、猫を構う以外のことも楽しくて、ゲームしたりダベったりしていると、あっという間に1日が過ぎていた。

 

 今日、あともう何時間か延ばせたら良いのにねと冗談を言いながら出先で夕飯を食べて帰り、電車の時刻を背中に感じつつ花火をやる。大人になってから、こんなに心から花火が楽しかったのは初めてかも知れない。

 大人同士でバカなことを言いながら楽しめるこの関係はとても得がたい縁だったなあと思う。今後とものんびり気楽にやり取りを続けていきたいと思っている。