えぬのざっかん

アラサーレズビアンの雑感/週末に更新する日記みたいなもの

ひゃくろくじゅうごこめ

 今週末は、姪っ子の誕生日祝いがあるとのことで、またも実家に泊まっていた。フォロワーさんと通話して夜更かしし、日曜の朝まともに目が覚めたのは10時ごろのことだった。

 イベントの際、テーブルに敷く布を作るため少しだけ裁縫に勤しみ、昼前に姪っ子の、というか、弟の家へと歩いて向かった。歩いて行けるほどの距離ではあれど、この暑い中ではそれすら勘弁したいものだった。

 

 姪っ子はこの度4歳になったそうだ。よく喋りよく暴れ回る、元気な子だ。なぜか懐かれていて、今日もほぼべったりと張り付かれていた。トイレにまで入ってこられそうになったときはさすがに止めてくれと叫んだ。

 オードブルと手料理でわいわいとやりながら、プレゼントの開封と相成った。時間に余裕がなく、私からは、ママと一緒に出かけて買ってもらいなさいと姪っ子にひと言添えて、義妹に商品券を渡した。そろそろおもちゃも飽和するころだろうし、自分で好きなものを選ぶのもいいだろうと思ったのだった。なんとかそれでも喜んでもらえたのでよかった。

 

 それからは夕方までダラダラと飲んで食べて子どもの相手をしたり、一緒に映画を観たりしていた。子どもの成長とはめまぐるしいもので、家を出たことで前よりも会う頻度が減ったせいか、なおさらそれを実感する。

 

 この子がもっと大きくなったときに、悩み事を相談できる相手でありたいと、ずっと前から思っている。

 私にとってその相手は、10ほど離れた従姉だった。従姉がいなければ私は、思春期特有以上の悩みをずっと腹の中に抱えたまま生きてきたことだろう。大人になってからやっと、従姉にカミングアウトもできた。カミングアウトしてからも従姉の接し方は変わらず、だから私はずっと大好きで尊敬していられるのだろうなと思う。

 

 私も、いつかなにかがあったときに、なかったとしても、例え些細なことであったとしても、この人になら大丈夫だと安心して相談してもらえる叔母でありたいと思う。まだ先のことではあるけれど、間違いなく悩みを抱える時期はやってくるであろうからして。

 改めてその思いを大きくした、区切りの日だった。