えぬのざっかん

アラサーレズビアンの雑感/週末に更新する日記みたいなもの

よんじゅうさんこめ

 私は長期的な目標を立てるのが苦手だ。年単位での計画なんてとんでもない。せめて数ヶ月後に楽しみな予定を入れることぐらいしかしてきたことがない。

 自分の考え方がいつ変わるかなんて知れないし、そんな先の予定を立ててもその場所にいられるかなんて全く予想が付かないからだ。だからこそ今までその日暮らしに近いことばかりしてきたけれど、三十路を越えるとそうも言ってられないと思うことが増えた。

 

 主に歳を取ってからのことだ。年老いても派遣で数ヶ月後の契約更新について胃をキリキリさせていたくなんかないし、時給で出勤日数によって給料の上げ下げに一喜一憂なんてもうしたくもない。

 だったら、今から動くしかないけれど、じゃあ何をすればいいんだろうと思って、やっぱりお金だろうとなった。今のところでは、派遣にしてはいい金額をもらっているけれど、それでもひとり暮らしには心許ない。いつまでも派遣でいるわけにもいかないし、何をするにも元手はいる。

 恥ずかしながら、私は貯金が苦手である。手元にあるとあるだけ使ってしまう。とっておかないとと思いながら、これぐらい残っているのなら使っても大丈夫だなと考えてしまう。これもひとえに先のことを考えられないからだろうと思う。

 不安症なところを改善して、長期的な目標を立てて、そこに向かって前向きにやっていく必要があるなと考えた。とりあえずの投資として、貯金癖をつけるためにはどうしたらいいかということを書いてある本を買った。その本曰く、欲しいではなく必要か不要かなのだという。言われてみれば確かにそうだと思う。実際のところ、私の部屋には欲しい、で揃えたものが山のようにあって、部屋のスペースを圧迫している。

 整理整頓をすることは、気持ちを落ち着けることになるかも知れない。この考え方を念頭に置いて、ものの仕分けをすることに決めた。少しずつやっていこうと思う。

 

 それとはまた別に、自分の不安症をどうにかできればいいなと、ふとKindleのPrimeReadingで目についた、図太くなれる禅思考という本を読んでみた。そういえば、友達にも似たようなことを言われたのを思い出した。

 自分が自然にしていれば、仲良くなりたい相手とはそのうちに適切な距離が見つかるから、焦っちゃダメだよとアドバイスをくれたその子は、私には眩しいくらい素敵に毎日を送っているように映る。

 とにかく、焦らずに、気にしすぎずに、どっしりと構えていられるように、友達や本のアドバイスを素直に受け止めて、少しずつ自分を改善していけたらと思う。

 そのうち、不安で泣きそうになる日がなくなるように頑張りたい。