えぬのざっかん

アラサーレズビアンの雑感/週末に更新する日記みたいなもの

きゅうじゅうごこめ

 シン・エヴァンゲリオンを観てきた。これで終わりかと思うとなんだか寂しくなって、ここ二、三日ずっとエヴァの曲を聞いたり、漫画を読んだりと余韻に浸っている。

 

 私がエヴァを知ったのは、従姉の影響だった。従姉の家には、公式アンソロジーが置いてあって、よく分からない割にそれを読んでいた記憶がある。ある程度大きくなってから、テレビ放映されたアニメを全て観て、旧劇場版も追いかけた。

 高校生ぐらいの頃に新劇場版の序が公開されて、従姉と観に行った。破も同じく、従姉妹と観に行った。

 Qが公開された頃には、もう従姉は少し離れたところに住んでいて、私は結局見に行くことはなかった。あまり芳しくない感想を読んで、観に行かなくてよかったかなと思いもした。

 

 気がつけば、それから九年が経っていた。

 その間に、漫画版を全て読んだり、旧劇場版を見返したり、時折エヴァには触れてきたけれど、Qを観ることはなかった。

 やっと、シン・エヴァンゲリオンが公開されると聞いて、観るならQは観ておいた方がいいよと言われてようやく、Qを観た。大体のストーリーは把握していたけれど、相変わらず分からないなと思いながら観終えた。

 そもそもの、エヴァのストーリーの大半を理解できていないまま追い続けてきて、最近少しずつ解説などを読んでいるのだけれど、やっと分かり始めたところだったので、昔に比べればまあ、といったところか。

 

 そうして、金曜日の仕事終わりに、長い上映時間を耐える準備を整えて、劇場に向かった。その勝負には無事勝って、なんの不安もなく観終えることができた。終わったんだなあ、としみじみしながら劇場を出て、雨上がりの道を駅まで歩いて行った。

 何とはなしに、昔書いていた二次創作を引っ張り出して、完成させたいなと思った。

 

 しばらくの間は、エヴァ浸りの日々が続きそうだ。