えぬのざっかん

アラサーレズビアンの雑感/週末に更新する日記みたいなもの

ひゃくきゅうじゅうよんこめ

 大人になってから、友達とスキンシップを取るようになった。寂しがり屋なのを自覚したのも大人になってからで、もしかして人のぬくもりに知らず知らず飢えていたのでは? と思う。

 

 最近よく遊ぶ友達はあっけらかんとボディタッチをする人で、はじめはビックリしたものの、慣れてしまえば親愛の表現としてとても好ましく安心感のあるものである。歩くときはなんとなく手を繋いで、手が温かいだの冷たいだのといいながらなんでもない話をしたりする。基本的に手が冷たいのは私の方で、これはなんとかしたいなと思いつつ数年が経っている。

 この度は遠くから遊びに来た友達も一緒に、家に泊まらせてもらったので、いつもに増してスキンシップを取り放題だった。特に何があるわけでもないけれど背後に回ってお腹に腕を回して抱きついたり、お腹を撫でたり、気が向いたら脚を揉んでお疲さまとやったりする。昔取った杵柄で、それなりにマッサージはできるのでそれをやったらみんな喜んでくれた。

 マッサージの仕事は腰を痛めて辞めてしまったけれど、マッサージに限らずこうして人に喜んでもらうのが一番喜びかも知れないなど改めて思い返したりした。

 

 その内また遊ぼうと約束をして帰路に着く。また、が増えていくとなんとなく先に展望が見える気がして、ずいぶんと早いのに、今年はクリスマスマーケットにでも行ってみようかと誘ってみた。予定通りに行けば、間違いなく楽しくて思い出に残るクリスマスイベントになるだろう。